YUKI FUJISAWA

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2025.03.12

「ニューオールドカリモク」by YUKI FUJISAWA 展

2025年3月29日(土)から4月26日(土)まで、Karimoku Commons Tokyoにて、YUKI FUJISAWAがキュレーションを担当する展覧会 『「ニューオールドカリモク」by YUKI FUJISAWA』を開催します。今あるものを繋ぎ直す、時を越える魔法をかけた、世界にひとつだけのアップサイクル家具を展示販売をします。

100年かかって育った木を材料として使うのであれば、その時間と同じぐらい、100年愛される家具の制作を目指すカリモク家具と、ヴィンテージの衣服に箔や染めをあしらい、ファッションとしての新たな価値を形づくってきたYUKI FUJISAWA。両者のものづくりへの視点が重なり合い、カリモク家具の古い家具に新しい光を当てる「ニューオールドカリモク」が生まれました。

メンテナンスが必要なほど愛された古家具や、虫食いで商品にならないと見過ごされてきた木材。需要がなくなり現代では作れなくなった昭和ガラス。世間一般では「不完全」とされるものの中にこそ、特別な美しさや浪漫が宿っています。新たな光を当てることで、古い家具が時を越える魔法をまとい、世界にひとつだけのアップサイクル家具へと生まれ変わりました。

本展では、YUKI FUJISAWAを中心に、木彫作家のうまのはなむけ、イラストレーターの三宅瑠人、木工旋盤作家の市川岳人らとカリモク家具の職人が共同制作した一点物の家具や特別な作品を展示販売します。

オリジナルの塗装を丁寧に剥がしたビューローには新たな塗装を施し、木工作家が手作業で作り上げた脚へと付け替えました。また、虫食いの跡が残る木材には金継ぎのようなきらめきを、藤の椅子には繊細な表情を持つ手染めのファブリックを施すなど、それぞれの家具に新たな装いを与えます。

こうして「オールドカリモク」は、過去の魅力を残しながらも、新しい価値を持つ家具へと生まれ変わりました。

愛され続けた木の温もり、手仕事に宿るストーリー。抽斗の中から聴こえてくる青葉市子のオルゴールの音色、作家の手から生み出されるきらめき。はじまりの時を静かに語る写真と言葉。この企画を作り上げるまでに数年をかけ、多くの人の想いを編み込んできました。

また、YUKI FUJISAWA初の書籍「わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記」の先行販売や、ギャラリーツアー、トークイベントも開催します。

家具が生まれ変わる——新たな旅の、始まりの場所。工場や職人の手元で、家具が生まれ変わる瞬間を、写真家の濱田英明が丁寧に記録しました。会場では、家具の旅路と新たな時間が交差する様子を追体験していただけます。

YUKI FUJISAWAとカリモク家具の出会いによって生まれ変わったこれらの家具は、「新しい視点を加える」という意味を込めて「ニューオールドカリモク」と名付けられました。このプロジェクトは一度限りの試みではなく、今後も継続しながら新たな可能性を探していきます。

長く愛されてきたカリモク家具から、次の持ち主へ新たなバトンを手渡します。この木製家具が、あなたの暮らしにやさしい灯をともせますように。

「ニューオールドカリモク」by YUKI FUJISAWA

会期:2025年3月29日(土)~4月26日(土) 12:00-18:00 *日曜定休

会場:Karimoku Commons Tokyo 1Fギャラリースペース

   東京都港区西麻布2-22-5 〈MAP

入場料:無料

参加作家:市川岳人、うまのはなむけ、三宅瑠人、YUKI FUJISAWA

会場音楽:青葉市子

写真:濱田英明

制作日記:野村由芽

会場構成:HYOTA

キュレーション:YUKI FUJISAWA

共催:YUKI FUJISAWA、カリモク家具

◼︎トークイベント

〜時を越える「魔法」をかける、世界にひとつだけの家具の制作秘話〜

トークイベントでは、YUKI FUJISAWAとカリモク家具の担当者が、企画のはじまりから、ものづくりに込めた想い、何度も対話を重ねることで見えてきた可能性まで、今回のコラボレーションの裏側を語ります。「ニューオールドカリモク」というコンセプトのもと生まれた、世界にひとつだけの家具の魅力を、カリモク家具の職人を交えながら写真とともにご紹介します。時を越えて愛される家具は、どのようにして生まれるのか。ものづくりの本質に触れる特別なひとときに、ぜひご参加ください。

日時:4月19日(土) 18:00 – 19:00 (17:45受付開始)

会場:Karimoku Commons Tokyo 3F

開催形式:会場定員25名、オンライン同時配信

参加費:無料

登壇者:藤澤ゆき(本企画キュレーター/YUKI FUJISAWA)、朝岡有葉(事業開発部/カリモク家具)、佐藤勝利(技術部/カリモク家具)

司会:野村由芽(編集者/me and you)

予約:https://talkevent-250419.peatix.com

◼︎ギャラリーツアー

制作の裏側など、各作品についてYUKI FUJISAWAデザイナーの藤澤ゆきが自ら解説するギャラリーツアーを開催します。

参加費:無料 定員:各回10名

日時:

4月5日   ①13:00 – 14:00 ②16:00 – 17:00

予約:https://tour-250405.peatix.com

4月16日  ①13:00 – 14:00 ②16:00 – 17:00

予約:https://tour-250416.peatix.com

photo:Hideaki Hamada

2025.03.11

TASAKI銀座本店「Bloomin’ Pearl」

ラグジュアリージュエラー・TASAKI銀座本店にて、YUKI FUJISAWAの代表作のひとつ・オーロラのテキスタイルを展示しています。

空にゆらめくオーロラの光をシルクオーガンジーに映すように、ひと筆ずつ手染めを重ねました。透明な布に溶け合う色のレイヤーは、見る角度や時間のうつろいとともに表情を変える、空に紡がれる物語。おだやかな春の風に舞う光の記憶をそっと纏うテキスタイルです。

4Fのディスプレイの一部にもテキスタイルを提供させていただきました。TASAKIのパールとテキスタイルが重なり合い、TASAKI 銀座本店4Fを華やかに彩っています。ぜひご覧ください。

 

「Bloomin’ Pearl」

2025年3月7日(金) – 5月7日(水)

東京都中央区銀座5-7-5 TASAKI 銀座本店 4F

営業時間|11:00 – 19:30(日曜~19:00)

お問い合わせ先|03-3289-1111

 

‘Bloomin’ Pearl’ March 7 (Fri) – May 7 (Wed), 2025

One of YUKI FUJISAWA’s masterpieces, ‘the textile of Aurora’, is on display at the luxury jeweller TASAKI’s Ginza flagship shop.

The light of the aurora shimmering in the sky is reflected in the silk organdy, which is dyed by hand, brush by brush. The layers of colours melting into the transparent fabric are a story spun in the sky, changing expression with the angle of view and the passage of time. The textiles gently clothe you in memories of light dancing in the gentle spring breeze. TASAKI’s pearls and textiles overlap to create a gorgeous display on the 4th floor of the TASAKI Ginza flagship shop.

2023.09.07

Remolino Project#1 ICHIKO AOBA × YUKI FUJISAWA コラボ作品発売

 

音楽家・青葉市子さんのレーベル「hermine」が、持続可能な日々を目標として主催する「REMOLINO PROJECT」。第一弾として、みなさまのご自宅に眠っていた古着に箔押しを施した、一点ものの衣を発表します。

青葉市子やスタッフが、ツアー先で出逢った思い出の品も含めた計12点の衣服に、YUKI FUJISAWAさんとのコラボレーションによる、箔押しをあしらいました。

完成した作品は、9月17日(日)12:00 より、青葉市子WEB SHOPにて発売します。

 

また、映像監督・林響太朗によるメイキング映像を、本日より公式Youtubeにて公開します。YUKI FUJISAWAのアトリエにて、一点ずつ心を込めて製作していくプロセスを記録しました。

今後も青葉市子のコンサート会場にて、古着の募集を行います。次の誰かに手渡していきたい服をぜひお持ち寄りください。

 

青葉市子WEB SHOP (2023年9月17日(日)12:00発売開始)
https://ichikoaoba.theshop.jp

メイキング映像 (青葉市子公式Youtube)
https://youtu.be/U7WqILhNkkE

 

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リモリーノプロジェクト。
「Remolino」とは、スペイン語で「渦」や「くるくると巻き上がる」ことを示します。
新しいものを生み出すだけではなく、循環できる仕組みを作ることを目標として名付けました。

これからのものづくり、アーティストグッズの在り方をた改めて考える。
身近にあるものの寿命と向き合い、できるだけ長く大切に使うことで、限りある資源と私たちの暮らしが穏やかで優しいものになっていきますように。
出だしは小さなアクションであったとしても、だんだんと渦を巻いて広がっていくことを目指して。

記念すべき第一弾は、YUKI FUJISAWAさんのお力をお借りして、眠っている衣に箔押しを施す取り組みを行いました。

 

hermine代表 青葉市子

2023.07.07

REMOLINO PROJECT #1 ICHIKO AOBA × YUKI FUJISAWA

音楽家・青葉市子さんのレーベル「hermine」が、持続可能な日々を目標として主催する「REMOLINO PROJECT」の記念すべき初回の取り組みに参加します。

 

みなさまのご自宅に眠っている古着を募り、YUKI FUJISAWAによる箔押しを施した一点ものの新たな衣の制作を行います。「hermine」のロゴマークを入れて完成した作品は、青葉市子WEB SHOPより発売予定です。

初回の古着募集は、7月8日(土)開催のフェスティバル・FRUEZINHOの青葉市子物販ブース横にて受け付けます。まだまだ着ることのできるもの、つぎの誰かに手渡していきたい衣を、ぜひお持ち込みください。⁡

 

【REMOLINO PROJECT #1 ICHIKO AOBA × YUKI FUJISAWA】

 

今回募集中の衣

《大人サイズのロンT、またはスウェット》

 

①できるだけ汚れの少ないものをお持ち込みください

②お洗濯を済ませてからお持ち込みください(柔軟剤は箔が乗りづらくなるため不使用でお願いいたします)

③キャラクター版権ものはご遠慮ください

*点検を行ったのちリユースさせていただくため、回収した全てのお洋服がプロジェクトに参加するとは限りませんことをご承知の上、ご参加くださいませ

 

みなさまのご協力、楽しみにお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。

✦——𓆏——✦

 

ICHIKO AOBA / hermine

音楽家。自主レーベルhermine代表。

 

2010年デビュー以降、これまでに7枚のオリジナルアルバムをリリース。クラシックギターと歌を携え、現在ワールドツアー中。”架空の映画のためのサウンドトラック”『アダンの風』発表以降、ストリングス編成でのコンサートも行っている。映画『こちらあみ子』では劇中音楽と主題歌を担当し、 第77回毎日映画コンクールにおいて音楽賞を受賞。ラジオDJやナレーション、CM・映画音楽制作、芸術祭でのパフォーマンス等、様々なフィールドで活動中。

YUKI FUJISAWA

 

箔や染めによって、ファッションの新たな価値をかたちづくる、テキスタイル/デザインレーベル。人生のあたたかな時を共に過ごすアートピースのようなプロダクトを作り上げています。近年の仕事にNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」タイトルバックなど。

 

✦——𓆏——✦

2023.01.27

雑誌「装苑2023年3月号」掲載

俳優の伊藤万理華さんが日本映画批評家大賞 新人女優賞 授賞式に出席される際に作った衣装についてご紹介しています。

装苑2023年3月号「衣装が時代に映すもの。」

特集「スタイリスト&デザイナーが手がける衣装」

舞台や広告ビジュアル、MVなどで、憧れのアーティストたちが着ている衣装を手がけたスタイリストやデザイナー14名を取材。ステージやスクリーンの中で演者の個性を最大限に引き出し、観る人の興味を惹きつけ、いつまでも私たちの記憶に深く刻まれる、特別な”衣装”。その一人(一組)だけのために作られる特別な衣装を、どのような思いを込め制作するのか、それぞれの衣装の解説や、普段見ることのできないデザイン画などとともにご紹介します。

2022.12.14

雑誌「XD MAGAZINE VOL.06 贈る」掲載

消費者=顧客目線で日常やカルチャー、ビジネスの諸ジャンルを切り取ることを目標に、”日常の価値を問い直すビジネス・カルチャーマガジン”として、さまざまな動詞を特集テーマとして掲げている「XD MAGAZINE」。

「つぎもの(継物/次者)」として、大切にしている1930年代のヴィンテージアランセーターをご紹介しました。

2022.12.06

ARAN HAND-KNITTED 12月21日 一般発売スタート

ARAN HAND-KNITTED オンライン一般発売

・DATE

2022年12月21日 20:00〜

・URL

https://store.yuki-fujisawa.com/collections/aran-hand-knitted

 

たくさんのお問い合わせをいただいている、アランニットアイテムのおしらせです。

YUKI FUJISAWAのアランニットは手編みアイテムは一つひとつ職人の手で編み上げるため、余剰な生産とならないよう、毎年ご予約でのオーダーをお受けしています。

ご予約分に加えて予備を少しお作りしているため、限られた数にはなりますが、YUKI FUJISAWAオンラインでも数量限定で一般発売ができることになりました。

この冬をあたためるひとつになれましたら、心からうれしく思います。

 

12月からお取扱店での発売もスタートします。発売時期やお取り扱いのアイテムがそれぞれ異なりますので、各店舗へどうぞお問い合わせください。

 

・EC FASHIONSNAP.STORE

・銀座 銀座三越 本館3階 ル プレイス(12月23日-31日 POP-UP STOR STORE)

・渋谷 NADiff

・福井 talklein

・大阪 portanova

・愛媛 soon

 

ハンドニットのアイテムは必要と思ってくださる方のもとへお届けできるよう、これからも毎年オーダー制でお作りしていきます。もし今年お迎えできなくても、ご安心ください。また来年のご予約を心よりお待ちしています。